田村 遊の社会福祉ブログ

 香川県高松市在住の社会福祉士です。  社会福祉関係の最近のトピックを中心に書いていきます☆  福祉支援者兼障がい当事者なので、もしかしたら考え方が独特な部分もあるかもしれませんが、私なりに真剣に書いています。あまり、自分を押え込むのもストレスが溜まるので、極力思ったように書いていきますね☆いろいろ、ご指導頂きたいです☆  

《私について》田村 遊(たむら ゆう)
 社会福祉士でもあり、脳性麻痺の身体障がい当事者でもあります。
 このブログでは、社会福祉や障がい者スポーツ、福祉レクリエーション等について、少し真面目に書いていきます。出来るだけ、毎日更新出来たらいいな☆
 社会福祉の現場でお仕事をされている方、社会福祉制度を利用されている当事者の方、このブログを読んで下さった方からのコメント等、お待ちしてま~す♪読者の皆さんと繋がりたいです♪
※視覚障がい等でこのブログを読み辛い、漢字等にルビ(ふりがな)を振って欲しい、この部分をもっとかみ砕いて書いて欲しい等、合理的配慮等のご要望があれば、遠慮なくコメント等下さい。
 ご自分の発した希望を全て聞いて貰えるとは限らないけれど、どんな方でも、ご自分の希望を言う権利はあります。迷ったら、言ってみて下さい。そこから『対話』が始まります。
 私のパソコンスキルの未熟さ等で、対応出来ないことや改善までに相当の期間がかかってしまうことも多いかもしれませんが、少なくともご意見はきちんと伺わせて頂き、出来る・出来ない等、何らかのお返事はさせて頂きます。

※ブログの他に、FBもやってます☆
 

10.29大阪市平野区の事件
 『田村 遊の社会福祉ブログ』を訪ねて頂き、ありがとうございます☆

 先日(9月19日)に、知的障がいの姉が3歳の弟を死なせてしまった事件についての記事を書きました。
 事件が報道されてから1か月以上が経ち、この事件が起こった背景が少しずつ解ってきたようで、インターネット上で、『3歳児を死なせた8人家族に起きたこと』として、【上】【中】【下】として連載されています。少し長いかもしれませんが、出来れば読んで頂けると嬉しいです。


 私は、この記事を読んだとき、正直言葉が出ませんでした…。「こんな(過酷な)ケースがあるのか?」というのが率直な感想です…。平野区の対応に憤りも覚えましたが、そういう私も、「どうすれば良いのだろう…。」と考え込んでしまいました。


 その上で、私なりの結論は、「家族をバラバラにして、それぞれを支援する。」ことでした。まず、父親は障害者虐待で刑罰を受けてもらい、治療的カウンセリングに繋げる。

 知的障がいがある長男と長女は、別々の施設やグループホームに入所してもらい、充分なアセスメントをした上で、必要とあらば「もう一度子育てをやり直す」つもりで、基本的な生活習慣から丁寧に支援・指導する。

 3人の幼児は、出来る限り同じ児童養護施設に入所してもらい、発達段階や年齢に応じた適切なケア(養育)を受ける。

 母親に関しては、成年後見制度を利用して、就労する・しないも含めて、どんな生活をしたいのかを丁寧に聞き取り、意思決定支援を重視した関わりをしていく。


 社会福祉士としては本来、「家族を分離させない」支援を考える必要があるのでしょうが、この家族はそれぞれが、あまりにも個別的なケアの必要度が高過ぎるように思います。
 そして、「家族」と言えども共同生活である限り、最低限の社会性や協調性、自制心等が必要になると思いますが、そこの部分が育まれていない状態では、家族としての共同生活は難しいように思います。そして、父親による暴力が身近にある環境では、そういった力を育むことは不可能とも思います。


 また、「平野区の対応に憤りを覚えた」と書きましたが、こういったケースでは、私たち社会福祉専門職が得意とする、「支援を受けませんか?」というご本人の意思を尊重した支援や、実年齢を重視した自立を促す支援では、太刀打ち出来ないようにも思います。

 強制的に支援を受けることを指示する。実年齢を度外視した発達段階を一から獲得しなおさせるといった、私たちが常識としてきた方法論と真逆の支援方法が必要なように、強く感じさせられました。

 

10.28骨髄ドナーへの助成
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 今日の新聞に「骨髄ドナー 市町村が助成 入院中 休業補償 都道府県の支援で地域差」という記事が掲載されていました。一部引用しますね。


  白血病患者らへの骨髄移植のドナー(提供者)に対し、入院・通院期間の休業補償などとして助成金を給付する市町村が増えている。経済的負担を軽くして、ドナー登録を促す狙いがある。ただ、都道府県が市町村の助成に対して財政支援をするかどうかで、制度導入に地域差が生じている。コロナ禍で登録者数が伸び悩む中、地域差をなくすため国が支援すべきだとの声も上がっている。

  骨髄提供をあっせんする日本骨髄バンク(東京)によると、移植を希望する患者は年間約2000人。例年1200件の移植が行われている。白血球の型が適合しても、移植まで至らないドナーもいる。
 骨髄提供に必要な入院・通院期間は1週間前後。ドナーになれるのは20~54歳の現役世代で、仕事や育児への影響が大きく、自営業やパートの人らは休んだ際の経済的負担も小さくない。同バンクの調査では、昨年度登録者が提供を諦めた理由として、「健康上」(35%)に次いで多かったのが、仕事を休めないなど「都合がつかない」(29%)だった。



 そうですよね…。所属先企業等に(有給の)特別休暇制度のようなものが設けられていなければ、仕事を休んで関わらざるを得ないけれど、そうすると一般的には「欠勤」と扱われ、特に非正規雇用の方はその日の給与が発生しなくなってしまう。
 「年次有給休暇」を使用して関わるという方法もあるけれど、労働基準法の規定通りに付与されていると仮定して、多くの方の年次有給休暇の日数は10日程度のはずなので、年次有給休暇の大半を骨髄提供の為に費やさなければいけないとなると、ハードルは相当高いと思います。


 ドナーの経済的負担を減らそうと、一部の市区町村は助成制度を導入しています。日本骨髄バンクのまとめでは、2020年9月時点で、1,741の市区町村のうち、722市区町村が導入しており、都道府県の助成も26都府県で行われているとのことです。


 私の住んでいる香川県や高松市はどうなのか調べてみると…。
 香川県では、助成制度を設けている県内の市町に対し、経費の約1/2を助成しているとのことです。また、ドナー休暇制度を設けている企業等に対して、県のホームページ等を活用しての周知や感謝状の贈呈を行っているとのことです。
 ドナー支援に関する香川県の取り組み

 また、高松市の場合は、『骨髄等移植ドナー支援事業助成金』を交付しています。
 詳細はこちら

 当然、ドナー登録や骨髄提供を強要することは出来ないけれど、登録や提供の意思がある方が、その善意の意思をためらわず行動に移すことができるような仕組みが拡充されることを願います。

10.27持続化給付金不正受給
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 持続化給付金の不正受給が大きな問題になっていますね。私自身事業主でもなく持続化給付金については恥ずかしながら無知に近いし、「社会福祉ブログ」に適した内容とも思わないのであえて触れませんが、インターネットニュースを見ていると、こんな記事が掲載されていました。
 持続化給付金 知的障害者が誘われ不正受給 「罪の意識なく加担」

 内容的にはリンクされている通りなので解説等の必要もないと思いますが、この案件の対応については、「これで良かったのか?」と疑問を感じます。


  男性が過去に住んでいた福祉施設に振り込みを知らせるハガキが届き、8月上旬に事案が発覚。支援者が気づいた時には、男性はすでに30万円を使ってしまっていた。大津市障害者自立支援協議会の職員が男性とともに大津署へ行き事情を説明。署で注意を受け、男性は30万円を返済するため、9月上旬から県外で住み込みで働いている。


 とありますが…。「県外で住み込みで働いている」という部分は、「この対応で良かったのかな?」と疑問に感じます。返済するために働いていることについては、何の疑問もありませんし、むしろ家族や支援者等が肩代わりのような対応をせずに、ご自分で返済しようと頑張っていること、むしろ立派と思います。
 ただ、県外で住み込みの仕事ということは、支援者との関係が一時的にでも離れてしまう可能性が高い…。そうすると、持続化給付金に限らず、また詐欺被害等に遭ってしまう可能性が高まってしまう可能性もある。また、県外での住み込みということは住所も変わっているはずなので、最悪の場合、再不正受給に巻き込まれてしまう危険性もある。(言葉は悪いですが、知的なハンディキャップがある方が、違法行為という認識も持たずに他者の指示通り作成した書類で認められるような制度設計になっているということは、居住地だけを変更して同じように作成したら、別人と認識されてしまう可能性も0ではないと思います。)


 こういったケースの場合は、「ご自分で働いて返済する」という決意に対して最大限の賞賛を送ったうえで、「仕事終わりに支援者のところに頻回に立ち寄る」ことをお願いして、密に見守っていく必要があるのではないかと感じます。
 そして、今回のケースは加害者が「元同僚」と記事に書かれているので、特定出来ているのでしょうが、ご本人から丁寧にお話をお聞きして、加害者と指南役を突き止める必要があると思います。その方たちこそ、「罰」を与えられなければならない。私はそんな風に思うのです。


 最後に…。私も恥ずかしながら、行政申請等に関しては疎いのですが、こういった案件で、「税理士」等、行政書士』以外の肩書を名乗られたら、違法と認識する必要があるようですね。それを知っておくだけでも、被害のいくらかは防げるように思えます。

(参考)【持続化給付金の不正受給(詐欺)】故意に「不正受給(虚偽申請)」するとどうなる?持続化給付金の返還義務・事業者名簿の公表・刑事罰(詐欺罪等の成立)について【不正受給4パターンまとめ】

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